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JALに携わる人たち〈後編〉〜JAL 日本航空 機体整備工場見学会に参加して

大きな傷を負ったからこそできる〜真の安全性と快適性を求める姿を追う〈2〉


前記事からの続きです。前半は正に「機体整備工場見学会」での「見学」がメインだったのですが、後半は「体験イベント」が主になりました。

フライト体験

昔はコックピット等も見学させていただけたようなのですが、ここ最近は滅多にさせていただけないそうで、JALの社員の方でさえ入ったことがないと伺いました。そんな貴重な体験をさせていただけたのです!(左は私です^^* )

機長席に座って

こちらでは、実際にパイロットになる方のための訓練用「フライトシミュレーター」を体験させていただきました。

← ドアには機種も書かれております。
私が体験させていただくのは「B777(トリプルセヴン)」!

中に入ると、お部屋みたいな物が2機。後ろに写っているのは傾いているでしょう? すでに動き始めているからなんですよ♪ 

もう、ここまでくると心臓がバコバコです(笑)。ホントに飛行機を運転(?「○操縦」)することが出来るの??? 3人ずつに分かれて、私は女性3人チームになりました。そしてトップバッターにっっっ!

今回私たちのサポートをしてくださったのは、小田努さんと、久保田高弘さん。お二人共、とてもにこやかに優しく接してくださって感動☆

機長席に座らせていただき、基本操作を教えていただきます。地上の運転と飛び立つ時は別のハンドル(?)を使います。私は「離陸」の場面ということで、まずは滑走路をゆっくりと運転し始めました。

…が、揺れる、揺れるっっっ。カーブが難しいし、右に左にぐにゃぐにゃ曲がるぅ〜〜😅ハンドルを動かすのは結構固めだったけれど、だからといって「えいや!」ってやると、とっても繊細に反応するのですよ…。車の運転は出来るんですけれどっっっ。写真のブレ方でどれだけ揺れていたか想像できますか(笑)?

景色もすごくリアルです。この日は[曇り]曇り空の設定でしたが、晴れはもちろん、夜景ヴァージョンや、嵐などのヴァリエーションもあるそうです。まるで本物に乗っている気分での飛行。空に飛んでからは、レーダーとにらめっこが続いて、景色どころではありませんでしたが^^;

途中で「自動運転モード」にしてくださり、ゆっくりと景色も堪能することも出来ました。
東京タワーが見えたり、遠くに筑波山が見えたり、海の景色、埋め立て地の景色…。ああ、本当に旅に出ているみたい…とうっとり気分!

緊急事態発生!

3人がそれぞれ飛行体験を終了した後、今度は機長さんたちがデモンストレーションを行なってくださいました…。

設定としては、「緊急事態発生!!」
気圧がどんどん下がり、急降下、何とか着陸まで…と近づいていくのですが、今度は左のエンジンから火災発生! さて私たちは無事に到着することができるのか…?

酸素マスクが降りてきたり、視界は真っ白で頼りになるのは、レーダーだけ。そのレーダーも赤いランプがつきっぱなしになっていたり…。お二人の機長さんの緊迫した会話もすごくリアルで、ホントにドキドキしました。けれど、お二人の息がぴったりというのはすごくわかりました。

無事に生存したまま着陸出来た時には、思わず皆から拍手が!
いや〜〜〜機長さんたち、カッコ良すぎです!

そして、後から、手書きのメッセージまでいただきました。なんて暖かな接待なのでしょう♪ こういう心配りはJALさんの伝統に違いありません!

スライド上映でCAさんたちの努力を知る

日々の努力があってこそ

CA(キャビンアテンダント)さんというと、花形職業の代表みたいな感じで、かくいう私も小学生の頃「絶対、将来はスチュワーデスさんになる!」と言っていた時期がございました^^* しかしながら、現実の世界でまず身長が全然足りなくて挫折せざるを得ませんでしたが…今となっては、英語のセンスもなかったし、早い時期にあきらめて良かったのかも…と^^;

スライド上映にて、CAさんのお仕事をいろいろ見せていただきました。知識として身につけなければいけないこと、人と接するからこそ身につけておかなければいけないこと、その身のこなし方の一つ一つに注意が注がれ、難所を乗り越え一人前のCAさんになっていくというのは、テレビドラマを見たりしていて何となくわかっていたけれど…。やっぱり現実的にそうとう過酷です。

例えば…機内で病人、しかも心肺停止状態になってしまった時。普通は「医療行為」と呼ばれることはお医者さんじゃなければやってはいけません。けれど、それを指をくわえてみているだけというのは…ということから、今は「機械」によってわかる部分を大きく取り入れ、心拍数や呼吸の有無などを計り、指示してもらうというシステムを導入されているのだそうです。

心臓マッサージをある時は着陸まで5時間も続けられたこともあったのだとか。実際は下の写真のように広い場所を確保出来ず、客室通路という狭いところでそれはそれは大変な思いをして行なわれているそうです。

と、ここで!! 大変! 私たちがスライドを見ていた会場でも心臓が止まってしまった人が…。顔色ももうすでに青ざめているを通り越してドス黒くなっています! さっそく心臓マッサージが始まりました。

急遽、私たちも心臓マッサージのお手伝いに参加。実際は、お客様にお手伝いしていただくということはないとのことですが(笑)、これまた貴重な体験をさせていただきました。心臓マッサージって、すごく力がいるのですね。私は生まれて初めての経験でしたよ。

まとめ

今回、5時間に渡る見学会で最初は体力的に持つかしら…と心配だったものの、あっという間に過ぎ去ってしまいましたよ。

そして、何より強く感じたことは、JALのスタッフさんたち、それぞれが自分の領域内で最善の努力をされ、より良い「旅」へと導いてくださっているということ、そして、そのパートが全て繋がっていてこそ成り立ち、とても深い「絆」「連携」を知ったような気がしました。

飛行機が飛び立つということは、これだけの人たちが動くということ!
とてつもなく大きな機体の中で…

整備士さんたちは、無駄な作業は一つもありません。手作業の針金の結びめでさえ、重要な役割を担っているのですから。例えば、お客様からのリクエストの「お酒」。それに応えられるように、日々、様々なことを勉強されたり、私たちがより快適に過ごせるようにと常に学ばれていらっしゃるCAさんたちの努力、どんな時でも沈着冷静に取り組めるように日々、訓練されていらっしゃる機長さんたち…。

「JAL」だからこそのこだわりと、スタッフの方達それぞれの「誇り」が私の心に響いてきました。
JALは、「定時着 世界第1位!」という輝かしい記録を2年連続で達成されているのだそうです。定時着ということは、余計なCO2を排出されないことなどからも同時に「エコ」にも貢献されているということ。

正直なところ、私は今まで飛行機会社って、あまりこだわっていなかった分野なんですけれど…(笑)。ただ友人の中にはすごくこだわりを持って「JAL」を応援されている人も何人かおりまして、気持ちがわかったような気がしました。
これからは、私も応援したいと思います!

*今回このような素晴らしい体験をさせてくださったリンクシェアさん、そしてその企画を持ち込まれ、大変な準備があったにも関わらず、私たちに最初から最後まで素敵な笑顔と暖かさをくださったJALのスタッフの方々に心からお礼を申し上げます。

ありがとうございました!


先日作ったスライドショー(機体整備工場見学会の様子)をこちらにもアップしておきます^^

公式ページ、国内線のご予約はこちらからどうぞ→ JAL 国内線

JAL 日本航空 国内線航空券

コメント

  1. ゆみちゃん より:

    前回の「動画」ドビュッシューの音楽を効果的に使っていてとても良かったです。
    「師匠」は、どんどんスキルアップしていますね。
    今回は、貴重な体験をされのね。
    私の「おとぉ~~と」は羽田で「ANA」のお仕事・・下働きをしています。
    私はといえば・・スチュワーデスと言われていた時代に
    入社試験を受けて合格しましたが・・体力的に無理だと
    思われ・・「○BM」に入社しました(遠くを見る目)

  2. こうちゃん より:

    最近は、客室乗務員はANAのほうが
    質が高い感じが・・・・
    パンダジェットもANAだったし・・・・

  3. うさ より:

    >ゆみちゃんセンセ
    いつも動画もしっかり見てくれて、ありがとうございます^^
    スキルアップしていてもセンスがあるかどうかは謎ですが、だんだんソフトの使い方はわかってきています♪ とはいえ、ここはもっとこうしたい…という通りの物はなかなか出来ないものですよ^^: 
    今回の体験はホントに感動すら覚えてしまったイベントでした。今はかなりお安いチケットも購入出来るようになっているみたいなので、次回使うことがあれば…と考えております♪
    ところで…ゆみちゃんセンセ、スッチーを蹴られて「○BM」に就職されたのですねっっっ。恐るべし…。

  4. うさ より:

    >こうちゃん
    おっとっっっ。辛口なご意見^^; とはいえ、昔からJALを知っている人は結構そのような感想を持たれていらっしゃる方も多いようですよね。やっぱり一度大変なことになったから、立ち直るのにも少し時間がかかるのだと思います。ただ、私の感触的には、きっとあと数年後には、以前にも増した質の高さまで昇っていくのではないかな…と。
    パンダ人気でANAの人気も更に高くなりそうな予感もありますけれどね^^; ライバル社がそうして突出していくのを見るのも、良い刺激になるのではないかと思います♪(って当事者はきっとものすごく大変なことだとは思いますが…)

  5. sig より:

    こんばんは。
    5時間も掛けてフライトシミュレーターから救急体験まで、すごい濃密なスケジュールでしたね。こんな体験、他では絶対出来ませんね。フライトシミュレーターは下手なくせに大好きで、パソコンでよくやってました。救急は消防署の指導で受けたことがあります。それにしてもレポートもとても充実してますね。さすが!!

  6. moz より:

    前にも書きましたが、飛行機代好きです。うささんはCA が憧れの職業だったんですね。じぶんはパイロットか飛行機を設計するエンジニアに小学生のころはなりたかったです。今は、全然違うことになっていますが・・・ ^^;
    だからではないですが、とってーーも、うらやましい5時間・・・。
    整備工場も行ってみたいけれど、シミュレーターに乗ってみたい!!
    操縦席のうささん、かっこよすぎです。
    JAL さんも大変だけれど、裏方さんたちもこんなに頑張っているし、きっとすぐに立ち直りますよね。
    そうそう、月曜日の福岡は往復ともJAL さんでしたよ。クラスJのシートでゆっくりと出張できました。
    でも、飛行機ってやっぱりいいなぁ~、また乗りたい ^^

  7. kontenten より:

    昨日は、お祝いのお言葉 ありがとうございました(^^)
     手書きの搭乗券・・・私も作ってもらった事がありました。
    2008年の11月・・・タイ、スワンナプーム国際空港が
    黄色いシャツ軍団に占拠された時、タイから帰る時の
    チケットは、JALバンコク支店で発行された手書き
    おまけに、成田への飛行機は予約一杯でしたので、
    パタヤ発・・・名古屋行き、すごい体験でした^^;Aアセアセ

  8. より:

    操縦席のぞいてみたいですv

  9. chabu より:

    こんにちは、拝読しました。
    雰囲気よく伝わりました。
    写真がお上手ですね、特に前半の整備工場の工具やパーツの写真、あれはすばらしい!
    私もセミプロとアマチュアの間で写真を撮る仕事を時々しますけど、ああいうカットはそこそこの腕がないと撮れないんですよね。
    って、うささんが、プロだったら大変失礼コメントですね、お許しください。
    また、訪問させていただきます。
    「日本の空港情報ポータルサイト」もよろしくお願いします。

  10. うさ より:

    >sigさん
    本当にものすごく濃密なイベントでした。しかも長丁場(笑)。とはいえ、全然時間のことなんか感じなくってあっという間に終わってしまいましたけれど。もう参加していると夢中になってしまって「かっこいい!!」の連発。
    sigさんは、ゲーム? をお持ちなんですか? >フライトシミュレーター
    なんかゲームで鍛えられた方も中にはいらっしゃったようで、着陸のところまでは完璧だったのに、その後の地上走行はしたことがなかったなんてお話も参加者から伺いましたよ。救命もされたことがあるんですね! 凄い! 人生の中で一度は体験出来ることなのかなぁ(笑)。

  11. うさ より:

    >mozさん
    どんどん、語ってくださいませ☆ こういうコメントとっても嬉しいです♪
    >飛行機代好き おそらく飛行機大好きの変換ミスかなぁ…なんて書きませんからぁ〜〜(←いぢわる)。
    飛行機を設計するエンジニアっていうのもワクワクしそうですね! 今度そういう見学もありかもしれませんよ〜☆ 勉強量がハンパじゃないような気がしますけれどね(笑)。mozさんも、この際、アフィリエイトを始めて、リンクシェアさんに登録しましょう♪ そうしたら、来年もしかするとまた同じイベントがあるかもしれませんよ^^v 今年は実は2回目なんです。昨年は日程がうまく合わなくて応募出来なかったのですけれど。むふふ。
    これからも出張等、どんどんJALさんを使ってくださいね〜〜(完全に回し者状態な私です(爆))。

  12. うさ より:

    >kontentenさん
    ホントに合格よかったですね^^v こういうご報告ブログはすごく私も嬉しく感じます☆
    ところで…
    kontentenさん…!!! なんてすごい体験をしていらっしゃったのでしょう! 日本に帰ってこられて良かったですね。まさかあの頃ちょうど行ってらっしゃったとは…。それまた貴重な体験だったとは思いますが、私は体験したくないなっっっ。けれど、そこで手書きの搭乗券をいただいたとは、やっぱりJALさんって素晴らしいですね! すごくいいお話をありがとうございました♪

  13. うさ より:

    >明さん
    操縦席のランプとかも、すごく綺麗でしたよ〜〜(笑)。ただものすごくたくさんあって、どれがなんだかさっぱりわかりませんでしたけれど。私たちはほぼ一カ所レーダーみたいな物とにらめっこして、点に合わせるゲームみたいな部分を担当させていただきました。が、本物の機長さんたちは、あのスイッチの全てを把握しているわけで、当たり前と言えばそれまでだけれど、それって凄いことだと思いますわん。

  14. うさ より:

    >chabuさん
    ああ、やっとお顔と名前が一致しました! ハンドルネームがわからず(本名の名刺でしたからっっっ)、もしかしてあの方かしら…とは思っておりました。救命の時に大活躍された方ですよね^^ その節は、心臓マッサージの指導までありがとうございました(笑)。
    写真ですかっっっ。写真はド素人です。皆さんすごいデジイチをお持ちでしたが、私はコンデジでしかも普段は室内で商品をマクロ系でしか撮ったことがないため、あんな広いところで、どうやって撮ったらいいのかしら…と右往左往。シャッター・チャンスも満載でありながら、いろいろ逃しておりました(カメラでピントを合わせる時間もものすごくかかってしまったりしていたのです)。工具パーツとかは、本当はもっともっとこだわって撮りたいなぁと思ったのですけれど、結構次々と強行的に「はい行きますよ!」状態だったので、ピントの合った写真の点数が少なく…修行あるのみ…と^^; ソネブロには、写真の上手な方達がたくさんいらっしゃるので(上にコメントをくださっている方たちの写真もそれはそれは素晴らしいですよ♪)、目は少しずつ肥えてきたかもしれません^^* 

  15. mau-mauu より:

    エジプトの国内線で飛行中に乗客にコックピットを順番に見せてくれました。
    ・・・って今考えれば危ないでしょ。15年前のお話。。。^^;

  16. うさ より:

    >mau-mauuさん
    ををを…!! 本物のしかも実際に飛んでいる方のコックピットを…!! なんてスゴイですね〜〜。確かに昔はそういうことをしてくださったというお話もちらほらうかがいました。今はホント…物騒になってしまったがゆえに…というところですよね。悪いことする人がいなくなれば、そういう佳き時代にあった貴重な経験が増えるかもしれないですよね☆

  17. はじめまして。
    写真撮るの上手ですね!
    興奮した様子が伝わってきます。
    実は私もJAL工場見学に行って感動を味わってきました。
    感動し過ぎてホームページまで作ってしまいました(暇でスミマセン。。。)
    お時間がある時に見にきてくだされば嬉しいです!
    http://jaljal.web.fc2.com
    JAL工場見学マニアより

  18. うさ より:

    >JAL工場見学マニアさん
    初めまして♪ ご訪問いただき、ありがとうございました!
    JAL工場見学マニアさんのサイト、拝見させていただきました♪ すばらしいですね!! JAL工場見学マニアさんの細かな視点にハッとさせられました。
    私の場合は、特別興味があるから行ったというのとは違うので、きっとマニアの方からみると、視点がずいぶん違うんだろうなとは思いますが、とにかく興奮したことは間違いありません(笑)。またあの時の気持ちがよみがえってきた気がします。

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